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面接官の女性は、少し考えるような表情をし、話し始める。
「簡単に言うと魔法にも種類があるってことだ。炎、水、風、雷、氷、土、木、聖、闇などの9属性魔法。さらに無属性魔法といわれる空を飛んだりする魔法もある」
「俺は炎属性ってことか……。属性によって何が違うんですか?」
納得した様に頷きながら、質問を続けるカイト。
「使える魔法の種類や召喚獣の違いだな。詳しい事は学校が始まってからだ」
まだ聞き足りないのか、一瞬残念そうな表情をしたが、一礼して下がる。
「じゃあ次の奴の試験があるんでこれで終わりだ」
面接官がそう言い手を上げると、カイトの身体は光に包まれ、その場から消えた。
元の広場に戻った時には、人の数は随分減っており、面接官は複数居たと判断出来る。
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