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「秋葉は?」
「え~っと。」
私は今日のことを話した。(キスのことは内緒で!)
「へ~。やっぱり秋葉も風更ちゃんのこと好きだったんだ。」
「やっぱり双子だとなんかわかったりするの?」
「まぁ俺が思ってること、秋葉も思ってるって考えたほうが早いかな。たぶんあいつも風更ちゃんのこと一目惚れしたんじゃないかな。」
珞葉さんは笑っていった。
「そっか………」
「さぁてじゃあ南来に電話しますかっ」
「え?」
「もしもし南来?俺、珞葉。今どっかであいつ淋しく時間潰してるはずだから電話かけてみな?え?そうそう。じゃなっ」
「なんで南来さんに?」私は聞いた。
「え?あぁ…南来はね、昔からの友達でね……。昔から秋葉のことが大好きなんだ。」
「えぇ?だって私睨まれて……」
「どうせ秋葉といた風更ちゃんに嫉妬したんだよ。」
「そうなの……」
私は本当にすべてが誤解だったんだなぁって思った。なんでこんなことになったんだろう……。そして私は気付いた。もともと誤解をした源となる言葉……。
「珞葉はずっと思い続けてるやついるよ?てかつきあってる。」
「…………秋葉ぁぁぁぁぁあ!!」
10月も終わり、紅葉もさらに色づく11月。
ピンポーン
「は~い!」
私は笑顔で走ってく。
「宅急便です~」
私は笑っていった。
「いらっしゃい!珞葉さん!!」
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