61人が本棚に入れています
本棚に追加
「珞葉さん…。お兄さんか弟とかいます…?」
「え……?」
「秋葉さんって人…。」
「えっあ…それ双子の弟だよ」
「双子!?」
私はびっくりして倒れそうになる。
「あ…もっと話したいんだけど、仕事まだのこってるからまた後でね。メールするよ。」
「はいっ」
メール、電話。その言葉を聞いて困惑も消える。ドキドキする。
「じゃあね」
笑顔で珞葉さんが去っていく。
「アドレス交換しちゃったよ…」
勝手に顔が笑ってしまう。そのとき電話がかかってきた。
「はいもしもし。」
「あっもしもし?風更?」
声は愛しの珞葉さん。だけどこの口調は……
「秋葉!?」
「風更今からでてこいよ。」
「はっ!?」
相変わらずの俺様口調。こいつと珞葉さんが双子なんて…。
「いいから。暇なんだよ。」
「……っどこにいんのよ!?」
「ん~どっかのファミレス。」
「…いかない。」
「わかったって。じゃあお前の学校。学校の前にいるからっ来いよな!」
と、いうと電話は切れた。
「も~勝手なんだからぁぁ!」
私は腹をたてながらも学校まで足が動いてしまう。秋葉はにくめないやつだ。
最初のコメントを投稿しよう!