october fall-en leaves

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「あっ風更!!こっち!早く来いよ!」 「も~なんでだまってたのよ!!」 私は秋葉をたたく。 「いて~なっ。なんだよ!!」 「なんだよじゃないわよ!!なんであのときいわなかったのよ!」 「何の話だよ」 「珞葉さん……双子だったんじゃない…」 「あぁ~そのこと?」 秋葉がしれっという。 「そのことじゃないわよ!この前合コンであんなにはぁ?とかいって何いっちゃってんの?みたいな顔してたくせに、双子だなんて!なんで教えてくれなかったのよ!」 「なんで教えなきゃなんね~んだよ」 「はぁっ?」 「なんで俺が風更が気になってる他の男のこと話さなきゃなんね~んだよ。」 「なんでって……てか身内じゃん!それって珞葉のことじゃない?とかってなるじゃん!」 「お前が宅急便やさんっていった瞬間わかってたよ。だけどなんで俺が珞葉のこといわなきゃなんね~んだよ。」 「意味わかんないわよ!」 合コンのときから思っていたけど、秋葉はホント意味がわかんない!と、私が怒っていると、 「あ~もうわかったよ。いいとこつれてってやるから、買い物いくよ?風更料理できる?作れよ。」 「ちょっとなんで私が作らないといけないのよ!もうやだ私帰る!」 「待てって……。いいとこ連れてってやるっていってんのに。」 「いいわよ~どうせろくでもないところでしょ?」 私は秋葉に背を向けて本当に帰ろうとした。するとガシッと秋葉は私の肩を掴んでいった。 「ホントにいいのかな? 俺ん家連れてってやるっていってんのに。」 「え?」 「いきたくないのかな~?珞葉が毎日過ごしてる部屋。見たくないのかな~?」 「…………。」
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