october fall-en leaves

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「じゃあもうすぐ秋葉帰ってくるし、私もそろそろ帰りますね。」 「秋葉にあわなくていいの?」 「えぇ…もともとなんのために呼ばれたのか…。料理作ってほしかっただけなのか…なんだかよくわかんないんです」 私は笑っていった。 「じゃあまた…」 私は外にでた。 「待って!」 珞葉さんが家から飛び出してきた。 「どうかしました?なんかありました?」 「あっいや…そのさ……。今度サッカー楽しみだね。」 「……あっはい!あっ私、お弁当作っていきますねっ。」 「ほんと?うれしいな。楽しみにしてる。」 私たちは見つめ合ってしまう。珞葉さんは私の好意を嫌に思ってないって思っていいよね? 「じゃあ…」 「はい…また明日」 「明日?」 「だって珞葉さん明日も私の家に来るでしょ?」 私は笑っていった。 「はははっ…そうだね。」 そういって私たちは別れた。 「サッカー……ね……」 そして私はサッカーの試合の日までお弁当、おしゃれなどいろんなことを事細かにチェックした。なんども玉子焼きの練習したり、ワンピースにしようかジーンズでいこうか考えたり。それは楽しい時間だった。そしてサッカーの試合の日になった。
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