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「………なんでいんのぉ!?」
「見たいからきたんだよ。わりぃかっ」
今日は珞葉さんと初めてのデート!お弁当OK!おしゃれOK!の 万全な状態で今日に臨んだはずだったのに。
「なんで秋葉がいるのよっ!!」
そう。珞葉さんと2人きりって思ったら、なんとサッカー場にきてみると珞葉さんと一緒に秋葉がいたのだ。あらためて2人一緒にいるところをみると双子だぁ…って思う。周りの人も見てる。
「ごめんね風更ちゃん。秋葉もいくってきかなくて」
「なんだよ。チケットもってんだからいいじゃん。」
秋葉が憤慨する。
「……まぁいいよ。いこうよ。」
私は少し残業そうにいった。
「あっ今、俺のことうざそうな目でみた!」
「みてないわよ!」
そして私たちは中に入った。
「でかぁいっ」
「やっぱりドームはでけぇなっ」
私と秋葉はついはしゃいでしまう。
「あっ俺ポップコーン食べたいんだけど!」
「私、ホットドック!」
「こういうとこ来るとつい食べたくなっちゃうんだよな」
「ほんといろいろ食べたいと思ってなくても買っちゃったりしてねっ」
「あっサッカーグッズ!」
「きゃ~ユニホームほしいっ」
「やっぱ10番だよなっ」
秋葉が笑っていう。
「え~なんで!?絶対7番だよ!」
「なんで?あいつ顔だけじゃん!実力ないし!」
「なんでよ、日本代表に選ばれるくらいだから実力あるじゃん!」
「ど~せ女の子はカッコイイ~とかいってファンになんだろ?カッコイイだけとかサッカーの本質みてないと思うねっ。」
「見てるもんっ。」
私は秋葉をにらみつける
「ま~いいですけど?さて、俺は10番のユニホーム買おうかね?ほら7番のユニホームあったぞ?」
「……買わないっ」
「は?」
「ユニホームいらないっ」
私はくやしくって結局楽しみにしていたユニホームを買うのをやめた。
「おまえ意外と負けず嫌いだよな…」
秋葉がぼそっという。
「うるさいわよっ」
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