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「さ~て。何からするかな!」
結局私は秋葉に言われるがままついてきてしまった。
「服屋は?」
私は珞葉さんに服をプレゼントしようかなと考えていたから珞葉さんが着そうな服を売ってる店にいきたかった。
「まずはこれっ」
秋葉が私の手をひっぱっていく。
「……はっ!?」
私はそこで突っ立ってしまった。
「なんで映画館なの!?」
「ほらっチケット買ってきたから!」
秋葉がチケットを私に渡す。
「…………。」
私はただ呆然と無言になる。
「なんで映画なの…?私、服とかみたい」
「俺がみたいから見るんだよ、いいからっ!」
秋葉がぐいっと手をひっぱる。
「も~。」
あいかわらず勝手だなぁと思いつつ私は一緒に行く。
「おもしろかった!!」 私ははしゃぐ。
「だろ!絶対おもしろいっていうと思ったんだよ!」
「きてよかったぁ~パンフレット買っちゃったよ~」
「あそこの部分さぁ~」
「すごいよかったよねっ」
「そうそうあそこで登場するとかカッコイイよな」
「うんうん。」
秋葉はいつも俺様で自分勝手。だけど私と秋葉は気が合うなって感じはしていた。話題があうから会話が弾む。秋葉と一緒にいると黙ることがない。
「でも次こそ珞葉さんの好きそうなもの売ってる店連れてってよ!?」
「はいはい…っあ!風更あれうまそうじゃね?」
「え?てかそんなのいいから早くつれ……特大ソフトクリーム5分で食べ切れたら無料?……ちょっとやりたい!やりたいんだけど!」
結局のせられて私は秋葉とソフトクリームをほおばった。
「顔にクリームついてる。ほんとこんな顔珞葉に見せれるのかよ。」
「見せれないよ」
「お前さぁ…素の方がかわいいのになぁ~」
「うるさいわよ」
言われ慣れない言葉をきいて少しドキドキした。
「てか今度こそいくわよ!?」
「はいはい……」
なんだかんだいってるけど、秋葉と買い物したりするのは楽しかった。一緒になって盛り上がって自分の思ったこといえちゃう。秋葉も今は大切な………友達だ。
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