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「風更。合コンいかない?」
またその次の日友達はまだ年上の人達と合コンしているようだ。
「……いかない………」
「人数たりないのよ。きなさいよ!」
「はぁ…」
もう逆らう気力もなくて、私はため息をついて合コンに向かった。合コンといえば、そういえば秋葉に初めてあったのって合コンだったなぁ…。そんなことを考えていたときだった。
「こんにちわぁ~」
友達の彼氏作りにあきらめを感じないきゃぴきゃぴっとした声に私はまたため息をつく。その時だった。もう私の思っていた、我慢していた思いがすべてあふれた。
「風更ちゃん……!?」
私はその声をきいてまさかと思った。この口調は秋葉じゃない…そう…
「………珞葉…さん…」
「何でこんなとこに…」
私の数々の思いがわきあがる。
「何でここにじゃないわよ!なんで!?意味わかんない!珞葉さん南来さんは?なんで合コンなんているの!?南来さんがいるのになんで!?珞葉さんって彼女いるのに合コンこれたりしちゃうんだ!?私ともサッカーいっちゃったりするもんね!?ピアスなんてあげて気の持たせるようなことしちゃって?ひどい!ひどいよ珞葉さん!見損なった!!」
私は泣きながらでていく。
「風更ちゃん!!」
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