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2日後
外から私の家にトラックが来る音がする。珞葉さんだな…と思いながら私はベットに横になったまま動かなかった。
ピンポーン
「は~い」
お母さんがドアをあけにいったようだ。
ガチャンっ
ドアをしめる音がする。
珞葉さんのこととなるとすぐに小さな音でも聞き取ってしまう。でも私は珞葉さんに会いにいけない…。
そんなときだった。
「風更~手紙よ。」
「手紙?」
私は見覚えのある白い封筒を目にした。私は黙って開けてみた。手紙にはこう書いてあった。
「風更ちゃんへ。風更ちゃんに会えなくなってから俺はよく考えてみたんだ。いろいろ考えてみたんだけど、なんで風更ちゃんが怒ってるのかわからなくて…。本当に鈍感だよね。自分でもだめなやつって思う。でもわからないんだ。僕が何をいってしまったのか、してしまったのか教えてほしい。教えてくれるまで手紙を書き続けるから…」
私はこれを読んでさらに腹を立てた。
「彼女いるのにサッカーいったりして!よく考えてもこれが悪いことだってわかんないわけ?笑っちゃうわよ…」
私は手紙をごみ箱に捨てた。でも少ししてごみ箱から取り出して机の上においた。それからすぐに電話が来た。
「はい……」
「風更!?俺!秋葉!」
「秋葉………」
「今からでかけるぞ!」
「へ?」
「支度終わったらでてこいよ!」
と、いうと電話は切れた。
「っまた急なんだから!」
私は急いで支度した。
「出てこいよ!ってどこいけばいいのよ~」
私は電話をかけようとしながら玄関をでた。そのときブーッと車の鳴る音がした。
「え………」
「風更!こっち!」
なんと秋葉が車にのってやってきたのだ。
「秋葉何で車?」
「いってなかった?俺もともと免許もってんの。」
「聞いてないわよ!」
「まっいくよ?」
というと車は出発した。
「どこいくの?」
「ん?海」
「海~!?ちょっとこの時期に!?」今日は10月30日だよ!?もう11月だよ!?わかってる?」
「いいじゃん!」
結局というか当然私の言い分なんて聞いてはもらえず、私達は海に行った。
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