october fall-en leaves

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「寒い……」 「だからいったじゃん!もうすぐに冬になっちゃうんだよ?寒いに決まってんじゃん!」 ここはどこなんだろう。秋葉にまかせてしまったので、(というかいっても無駄)かなり遠くまできてしまったのではないだろうか。気付けばもう8時だった。夜の海もいいけれど……やっぱり寒い。 「行くよ?」 「もう!?」 さっききたばかりなのにもう行くの?と思った。 「もう帰るの~?どっかいくったってもうどこも店開いてないよ?」 「帰らねぇよ。てかいくよ?」 「どこいくの?」 「ん?温泉。」 「温泉~!?」 なんだかわからないまま私はまた秋葉に連れていかれた。 「………旅館?」 私はぼぉっとつったってしまった。 「そっ……予約してあるからっ」 秋葉がにっこり笑って言った。 「はぁ~~~~!?」 私は騒いだ。 「ここの露天風呂いいらしいんだよね。ほら入るぞ?」 「え…てか何?泊まるの!?」 「うん。そうだけど。」 「聞いてないよ~!?」 「言ってないもん。だって言ったらこないだろ?」 「………。」 そして言われるがまま私は旅館に入り、気付けば露天風呂に入っていた。 「なんでこんなことに……?」
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