october fall-en leaves

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帰りの車の中では、私達はほぼ何も語らなかった。私の決意に秋葉は何もいうことはないと思ったのだろうし、私も秋葉に言うことは感謝の言葉か、ごめんねという言葉しか浮かばなかったから。そしてその言葉をいうことを秋葉は望んでいないのだろうということも。 そして私はずっと考えていた。秋葉への感謝の気持ちを。 「着いたぞ!珞葉たぶん家にいると思うから。俺はどっかいってるから」 「………。」 「おい、もう12時なるからはや………」 私は秋葉の胸ぐらをつかんだ。そして私は秋葉にキスをした。 「好きになってくれてありがとう。」 私はプレゼントを投げてバンッ と私は車のドアをしめた。 「…………っ……最後の最後にそうくるかよ……ははっ……だから珞葉は嫌いなんだ……。いっつも好きになるやつも一目惚れするやつも同じなんだから………」 「好きになってくれてありがとう。」 これが考えて、出した結果。 ごめんなさいは言わない。 ただのありがとうでは違う気がする。 好きになってもらったことにありがとうと言わなきゃ。私がありがとうというのは、珞葉さんのところに行けよと秋葉が背中を押してくれたことじゃない。好きになってくれた秋葉に。つらいとき一緒にいてくれた秋葉に。せめて私のファーストキスをあげよう。秋葉ありがとう。
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