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ピンポーン
また今日も宅急便がくる。=お兄さんにあえる。
昨日はいつもよりくるのが早かったけど今日はいつもどおりだ。
「は~い。」
あたしはどきどきしながらドアをあける。今日さらにドキドキしている理由は何か会話にしてみよう!という試みがあったからだ。
「ここにはんこお願いしますっ。」
いつもとかわりなく彼はにっこり笑っていう。
「はっはい……」
あたしな手はふるえていた。そして私は思い切って言ってみた。
「きょっ今日もあついですねっ!」
あたしは言ってしまったーーーと思った。すると彼は、
「そうですね。明日もこんな感じらしいですよ。」
と、笑顔でいった。
「あっ暑いですけど、頑張ってください……。あっあっこれどうぞ!」
あたしは冷やした缶ジュースをもってきて
「いつもご苦労様です……。」
と、うつむいてジュースを差し出した。少し間があって、ひかれたかなと思って彼をみてみると、彼はにっこりまた笑って、
「いつもご利用いただきありがとうございます。これ、いただきます。ではっ失礼しますっ」
と、いって去っていった。彼が出ていってドアがしまる。私は足に力が入らなくなってへなへなと座り込んでしまった。
頬があつい。私はしばらくそこを動けなかった。
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