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それからあたしは彼と少しずつ話すようになった。まだ全然あたりさわりのないようなどうでもいい話ばかりだったけど、それでも少しでも話せるだけで嬉しかった。最近お母さんにもますますきれいになったねっていわれた。
そして私を惑わすことが起こったのは、秋も本格的に始まって、紅葉がきれいなころだった。
「風更!合コンいこうよっ」
友達に誘われる。最初は私も合コンに憧れていたけど、彼にあってからは一度としていかなくなった。頭のなかは彼でいっぱいだったのだ。
「いやだよ……。」
「なんでよ~。前はあんなにいきたがってたのに!」
「今はいいの!」
「人数たりないからきなさいよ……。」
「いや、他あたんなよ。」
「うらんでやる……人数あわせにもしてくれないような薄情なやつなんか……うらんでやる!!」
「わかった……いきますよ」
私はため息をついた。
そして私は合コンにいくことになった。
「彼以外の人なんて……。」
私の心の中は彼のものなんて意味わかんないこと考えながら私は合コン会場にむかった。
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