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「………!?」
私は言葉を失った。
「………何だよ。」
はじめて彼が発した言葉は、いつもならありえない口調だった。
「………宅急便やさん!?」
私は大声をあげた。
「はぁ?」
いつもの宅急便やさんではありえない顔でにらまれた。
「え……どういうこと?」
私は困惑する。だって顔はいつも私が恋心を抱いている宅急便やさんの顔なのだ。でもあきらかに私のことは知らなそうだったけど。すごく激似の別人かな?と私は思った。世の中に自分と似てる人って3人いるっていうし。
「おまえ……何?」
すごく嫌そうな顔で私を見てくる。
「いや……なんでもないです。すみません。」
私は縮こまっていった。
「おいっ秋葉。そんな怒った顔で怖い口調でいったらかわいそうだろ?ごめんな。え~っと…。」
「あっ風更です。」
「風更ちゃんごめんな~」
感じのいい感じの人がいってくれる。そして私はまた友達ににらまれる。隣の人も怖いし。絶対これ終わったら帰ってやる。と私は心に決めてにらんでくる秋葉って呼ばれてた人の隣に座った。
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