3🌸部活

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3🌸部活

各部活・サークルの勧誘講演を見終え、陽は帰宅した。 「どう?何か入りたい部活とかあった?」 夕飯を食べながら暁姉が尋ねた。夕飯には入学祝いに珍しくお寿司を頼んでいた。 「そうだね、軽音部がいいかな。吹奏楽と演劇も良かったけど」 「やるのはやっぱりドラムか?お前確か太鼓やってたろ」懐兄が聞く。 「うん。小3から6年間。太鼓でのリズム感をどうせなら活かしたいしね」 陽は田舎の学校で、太鼓をやっていた。祖父がその地元では腕利きの叩き人だった事もあり、知らずなかなかの腕前にはなっていたようだ。祭りでも毎年叩かせてもらっていた程である。
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