1人が本棚に入れています
本棚に追加
3🌸部活
各部活・サークルの勧誘講演を見終え、陽は帰宅した。
「どう?何か入りたい部活とかあった?」
夕飯を食べながら暁姉が尋ねた。夕飯には入学祝いに珍しくお寿司を頼んでいた。
「そうだね、軽音部がいいかな。吹奏楽と演劇も良かったけど」
「やるのはやっぱりドラムか?お前確か太鼓やってたろ」懐兄が聞く。
「うん。小3から6年間。太鼓でのリズム感をどうせなら活かしたいしね」
陽は田舎の学校で、太鼓をやっていた。祖父がその地元では腕利きの叩き人だった事もあり、知らずなかなかの腕前にはなっていたようだ。祭りでも毎年叩かせてもらっていた程である。
最初のコメントを投稿しよう!