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中学生活は転校してからはつまらなく…いつも…その子と電話で話す毎日だった。
卒業してからは美容室にヤンキー街道の定番の見習いに就職を決められ、何となく仕事も好きになり何となく仕事にバイトに通信学校だったので、眠りながら勉強みたいな日々だった。
美容師にもなり色々あり別れたオカンと住む頃にはバイク事故の後遺症で美容師を辞めていた。
久しぶりにその子に電話をし大阪で近いと言う事もあり会う事にした。
その子は別人だった。
あんなに痩せて綺麗な子がデブ?だった。
話を聞くと就職先で虐めにあい精神的に追い詰められ自殺未遂を繰り返し精神病院に入れられたらしい………守ってあげたくて帰さないとおばさんに電話で何度もいったけど大人の壁は圧すぎた。17の私は守ってあげれず迎えに来た親に連れていかれた。何度も手紙を送り何度も会うとしたが無理だった。エステティックの仕事をするようになり忙しい日々と初めての彼氏の同棲が始まったりで手紙が来なくなった事を忘れてた。
そんな時エステティックで店長試験に合格した。嬉しいO(≧∇≦)oあっあの子に電話しなくっちゃ!ふぃに思った私は電話をした
「もしもし!おばちゃん?…だょ!…ちゃんいる?」「…はもぅいないんょ」「へっ出掛けてるん?…ちゃん何時頃帰る?」おばちゃんが泣きじゃくり「…は死んだんよ」「何?何いっとんの?」「…は電車に飛び込んで死んだんよ、もぅおらへんねん」と…私は黙ってその子の最後の話を静かに聞いた。
涙も声も出なかった…信じない…絶対に信じない。私が連れて帰るからおばちゃん嘘ついてるって言い聞かせ…寮の下の居酒屋では泣きじゃくりながらわからなくなるまで酒を飲んだ。
しばらくし…中学の同級生だった子と駅でばったり出会った、やっぱり本当だったらしい同級生が葬式に行ったと話した。でも…今だ認めたくない私がいるから…お墓参りにも行かない間々この年になった。
お星様になった。その子との思い出や話やその子が私設にいた頃の先生の作った子守唄は今でも子供にママの最高の親友の話と共に聞かせている。
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