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時は、幕末。
所は、新撰組屯所。
壁には、『新撰組隊士募集』の紙。
「「よしっ、いくぞ!!」」
ここに、活き込んで立つ男が数人‥‥‥‥
彼らは、今日から新撰組隊士になるのだ。
意気揚々と屯所の門を潜る。
彼らは、その瞬間‥‥‥止まった‥‥‥
屯所の庭に美しい女が1人立っていたのだ。
正に息を飲む美しさ……
(なぜ、ここに?ここは、確か女人禁制のはず‥‥)
「あの‥‥‥」
1人が声をかけようとすると、女はこちらに気付き、ニコッと笑った。
先ほどの美しさとは違い、人懐っこそうな可愛らしい笑顔に、そこにいた全員がは顔を真っ赤にした。
クスッ‥‥‥
彼のその表情に女は少し笑い、奥の方へと行ってしまった。
「もしかして、入隊希望の方ですか?」
「え‥‥‥?はいっ!!」
急に話しかけられて驚きながらも返事をした。
「入隊させて戴きたく参りました!!宜しくお願いします。」
話しかけてきた人は、ニッコリと笑った。髪が長く、顔は綺麗に整っていてまるで女の人のようだ。
「はじめまして、新入隊士の皆さん。私は沖田 総司と言います。」
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