3742人が本棚に入れています
本棚に追加
沖田の後ろに隠れた女と土方がそれぞれ睨みをきかせている。
土方‥‥‥副長!?
「‥‥‥何してるんですか?土方さん?」
突然の事で事態を把握できない沖田は土方に聞いた。
「日向のやろうが‥‥俺の句集を焼きやがった!!」
土方は悔しそうに話した。
「だって、あんなとこに置いてあったらゴミかと思うじゃないですか!?」
「はぁ!?お前!!とりあえず、出てこい!!」
女は、沖田に隠れながら反論している。
「副長!!」
話が進まない状況に痺れを切らし、永倉が割って入った。
「‥‥‥永倉くん?どうした?」
「どうしたじゃないですよ。入隊希望が来てますよ。」
永倉の話で土方は、戸の横にいた入隊希望の男達に気付いた。
「あ――、入隊希望か‥‥‥どうするかな‥‥‥」
土方と沖田の後ろに隠れていた女の目があう。
最初のコメントを投稿しよう!