第一章:アイツは一体!?新撰組に女!?

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沖田の後ろに隠れた女と土方がそれぞれ睨みをきかせている。 土方‥‥‥副長!? 「‥‥‥何してるんですか?土方さん?」 突然の事で事態を把握できない沖田は土方に聞いた。 「日向のやろうが‥‥俺の句集を焼きやがった!!」 土方は悔しそうに話した。 「だって、あんなとこに置いてあったらゴミかと思うじゃないですか!?」 「はぁ!?お前!!とりあえず、出てこい!!」 女は、沖田に隠れながら反論している。 「副長!!」 話が進まない状況に痺れを切らし、永倉が割って入った。 「‥‥‥永倉くん?どうした?」 「どうしたじゃないですよ。入隊希望が来てますよ。」 永倉の話で土方は、戸の横にいた入隊希望の男達に気付いた。 「あ――、入隊希望か‥‥‥どうするかな‥‥‥」 土方と沖田の後ろに隠れていた女の目があう。
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