壬生浪士組

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時は、西暦1863年――― 蒸し暑い葉月、美しい京都に 一人美しく舞う忍がいたーー… 「フンッ!!俺に勝とうなんざ一  千万年はぇんだよ!!」 そう吐くと相手の胸を踏付ける。 「グアッ!!」 悲鳴を上げた者は壬生浪士組の隊士。忍とやり合う事になり見事に負け、今にいたる。 「それにしても貴様…弱いな?  それで京都を守ろうってのか  !?」 アッハッハッハッハッ!!と踏つけている壬生浪をあざ笑う。 「秋徒様―…もう行きますよ」 「―――チッ――」 忍達は雲一つない夜空へと黒蝶のように消えていった―――……  
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