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ー…次の日
夕菜は朝から激しい頭痛に襲われていた。
やばいなと思いながらも、適当に頭痛薬を飲んで学校へ向かう。
いつものように駅までの道を歩いている途中で、夕菜は思わずしゃがみこんだ。
頭が割れそうな、さきほどよりも激しい痛みに襲われたのだ。
夕菜は意識が朦朧とする中、携帯を開いた。
助けを呼ぼうと電源を入れたその途端、携帯のディスプレイから空へ向かって一筋の閃光が放たれた。
夕菜は眩しさに目を細めながらも、突然目の前で起こった不思議な出来ごとをしかと見つめる。
光はやがて空へと消えていった。
夕菜は呆然と空を見上げると同時に、さっきまであんなに辛かった頭痛がおさまっていることに気が付いた。
恐る恐る携帯に目をやる。一体何が起こったのだろうか。
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