可憐

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黄昏た背中 大人びた喉元 纏っているのは 服じゃない 積み重ねた雰囲気 だから人が集まるんだね だからみんな笑うんだね 今までどれほど辛い事があったのでしょう あなたが笑顔で居て 笑顔を絶やさず存在していることは 奇跡なのでしょう 私の手に あなたの体がぶつからないかな 偶然でも気まぐれでも好いから 私の声は届かないけど 私は鳴いている 誰にも聞こえないように小刻みに
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