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「お…お嬢!!すいやせん!!!(;□;)!!」
鼻血をボタボタと滴らせながら、ガタガタと戸を直すボロボロの銀露。
「ったく…お前はどうしてこう……はァ。まぁいいや。朝っぱらから説教は止めだ。」
カタンと椅子に腰掛ける
「で?何が大変なんだい?聞かせとくれよ。」
チョイチョイと銀露の鼻血を拭いながら言う
「!!!!!!!!そうでした!!!!お嬢!!!!鎖菜の家に…
盗人が入ったらしいですぜ!!!!!!!」
銀露が華の肩を掴んで言う
「何…!?!?鎖菜の家にか!?!?!?」
「はい!!!!!それも、とてつもなく大事な物が盗まれたとかで!!!!!!…ってあれ!?お嬢!?」
風の如く走り出す華
「悪い!!銀露!!!!!店番頼むぞ!!!!!!」
遠くから華の声が聞こえる
「はいは~い(^O^)…って…ぇえええ!?!?!?!?お嬢―――――!?!?(泣)」
本日二度目である銀露の叫び声が、青く澄みわたる江戸の空に響く。
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