強撃

2/9
前へ
/190ページ
次へ
「全員、用意は出来たようだね。」 私の子供達を見回しエルザムが喋りかけて来た。 「いつでもいける。そちらはどうなんだ?」 「私の子供を抜いた全員、いつでもいけるさ。」 それを聞いて心に一種の安堵感が浮き出る。 しかし、それもすぐに消えた。 今から相手をするのは機動六課だからだ。 悪魔が居て 死神が居て 雷神が居て 朱鬼が居て 白狼が居て 剣神が居るからだ そう、心に余裕なんて物は一片たりとてありはしない。 なぜなら、 歓喜 狂喜 戦喜 それらが心にいっぱいだからだ。 だから、 「楽しい楽しい戦争を始めよう。次の時代、次の世代へと続けて行く戦争を。」
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

224人が本棚に入れています
本棚に追加