売奴

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「つーか、お前ら模擬戦見なくていいのか?」 話題を変えて二人に話しかける。 「書類を片付けないと・・・。」 「まだ、調べる事が・・・。」 「仕事人間め。」 「「はははははは・・・、すみません。」」 二人とも苦笑いしながら俺を見て来た。 仲良し過ぎだ。 俺はそのまま部屋を出た。 何をするという訳ではないが、とりあえず外に出たかったのだ。 俺は隊舎を抜け海沿いまで歩いた。 海沿いに着くと近くにあったベンチに腰かけた。 遠くから爆発音やら聞こえてきたが気にしない。 そのまま、ずっと海を眺めていた。
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