売奴

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「今、私の仕事はあなたに連絡するだけです。危害なんて加えませんよ♪」 顔を離し、後ろに手を組みながらニコッと笑いかけて来る。 「今はね・・・♪」 しかし、目だけは冷徹なままだった。 背筋が凍り、肌がぴりぴりしてくる。 俺が、 びびってる・・・! 「お前、何なんだ?」 「私の事?んにゃぁああ、どうしよっかなぁあああ?教えちゃうかなぁあああ?」 首をぐりぐりしながら考え込んでいる。 素で、天然だ。 「しかたないっすね!教えちゃいましょう!」 そう言って、ティルは服を一瞬で脱ぎ捨てた。 服の下から出て来たのは青いレオタードのようなバリアジャケットだった。 「ナンバー13の戦闘機人!ティル・シャフト!ついでに、カラーズのホワイトのウルドは私の兄です!」 「はぁぁあああああああ?!?!?!?!?!?!?」 頭が大混乱
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