第一章 『始まりの日』

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朝から面倒臭い事があったが、まぁ、日常茶飯事の事で、誠は余り気にしてはいない。 教室に着けば、机に突っ伏して、居眠りを始めた。 前日にやったネトゲーのお陰で、ろくに睡眠が出来なかった。 そんな誠の頭に鉄拳が飛んでいった。 「いっったあああぁぁぁぁぁあ!」 鉄拳を飛ばした主は、クラスメイトの『葉月 美佳(はづき みか)』である。 机に突っ伏している誠に鉄拳を喰らわせるのが習慣である。
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