ようこそサブマリン・ホテルへ

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酒に酔うと太刀の悪い父親は、母親が寝静まった後に優を起こし、あらぬ事を教えようとしていたのだ。 「優、おまえも13歳になったんだからいろいろわかるようになってきただろ」 そう言いながらあるビデオを優に見せた。 優は多感な時期だった為、そのビデオがいけない物だと思いつつも、好奇心には勝てず、父親と一緒に見てしまった。 テレビ画面の中では、全裸の男と服を半分脱がされた女が何かをしていた。 優はこのビデオの中の男女が何をしているのか、漠然としかわからなかったが、それでも優の体は勝手に反応していた。 父親の事が好きなわけではないが、暴力や罵声などを浴びせられた事はなかった為、特別嫌いなわけでもなかった。 週に一度くらいの割合で、母親に内緒でいやらしいビデオを見せてくれた。 優はビデオを見終わって布団に入ると必ず自慰をしていた。 父親にビデオを見せられてから覚えた事だった。 およそ一ヶ月が過ぎ、その夜も父親はビデオをニヤニヤしながら優に見せた。 その夜見たビデオは今までと違い、何というか、暴力的な印象を優は受けた。 嫌がる女の人を無理矢理おさえつけたりしているのを見るのは気が進まなかった。
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