第一章
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ぼんやりと家を見上げる私に、可愛らしい大声が飛んでくる。 目をやると長く柔らかい髪を二つに束ねた娘が、大きな瞳を輝かせながらドアの前で手招きしていた。 「もうっ。そんな所にいて風邪引いても知らないよ」 寒さで赤く染まった頬を膨らましながら、私を睨む真樹。 その姿に苦笑しながら、私は足を踏み出した。 ――この時、悪夢はもう始まっていたのかもしれない。
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