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あれから一週間。
ずっと連絡を待っていたが、
まったく無かった。
もう彰にも話すか・・・。
いや、本物だった場合、
『他人には話してはいけない』と
いうルールがあるはずだ。
そうじゃないと、皆がサイトを
知っているだろうからな。
「慶太どうした?何かあった?」
「いや、何もないよ。」
「ケータイばっか見てるじゃん」
「未紀からメール来るかなって、思ったんだよ。」
「ちきしょー!羨ましい!」
「彰も彼女作れよ。」
「出来ないの!」
学校が終わり、歩いて帰る途中、
誰かが後ろからついてくる。
気味が悪かったから、手鏡を
使って後ろを見てみた。
・・・未紀だった。
「何だよ、未紀。」
「ぇ!?何で」
「これ。」
未紀に手鏡を見せた。
「ぶー、卑怯もの~!」
「お前、部活は?」
「休みで~す♪って事で・・・」
「じゃあな。」
「ちょっと!酷くない!?」
「はは、冗談だよ。」
未紀は学校の友達よりはマシだ。
少し頭が悪いけど・・・。
未紀と一緒にマックに行った。
しばらく話してから帰った。
「じゃあな。気を付けて帰れよ」
「慶太~!一週間後にまた、デートだからね♪」
「はいはい、わかりました。」
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