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… ミーン ミーン。 「暑っ。」  あれは暑い7月頃の話しだ。  俺は高校をサボったり行ったりの繰り返しで、だらけていた。 プシ ゴクゴク。 「「ふー。」」  丁度、炭酸で喉を潤していた俺と声が隣で重なった。 「「…」」  あっちもびっくり顔でこっちを見ているあたり、同じ気持ちのようだ。 「なあ。名前何て言うの?俺は翔。メアド交換しない?」  屈託のない笑顔全開で聞いてきた。 ――これが翔との出会いだった。
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