朝倉家崩壊

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その頃、朝倉家でも軍議がおこなわれていた。 場所は、一乗谷城の大広間、集まったのは、朝倉家の一門、重臣十数人。 一門筆頭の、景鏡をはじめ、景盛、景健、景綱、景嘉。 重臣の、前波吉継、魚住景固、などだ。 しかし、当主義景や、景鏡、重臣との意見の相違などで、なにも決められずに、ただ時間だけが過ぎていった。 そこへ、 「申し上げます!」 と、甲冑を鳴らして物見の兵が入ってきて、 「織田軍、金ヶ崎より一乗谷にむけ進軍を開始しました!」 と、報告した。
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