不機嫌なお姫様

7/7
前へ
/7ページ
次へ
 夜空に消えたお月様を見送り、茨姫は笑顔を浮かべました。  茨の棘はもう捨てましょう。  それよりも大切なモノを見過ごしてはいけません。  時おり残った棘が刺さることもあるかもしれませんが、ソレも受け止めて笑いましょう。 「ご機嫌よう、おせっかいなお月様。  お休みなさい、よい夢を」  茨姫とお月様のお話  続きはまた、別の物語。  夜が明けきるその前に、筆を置かせていただきます。  めでたし、めでたし。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加