『いつかの残像』

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『いつかの残像』

なぁ 懐かしい風景や風の香り 思い出したり感じた時に 寂しくなったことない? 小さい頃に行った海 近くにある白い建物 幼い手を握る母の影 作ったパズルの絵柄 影から見た眩しい外 花火が散らばる匂い 晴れた運動会の木陰 廊下で聞いた皆の声 教室にある魚の水槽 窓から見えるヘチマ 屋上で休むハトの群 豪雨の中の渡り廊下 灯りある昼間の教室 手形で汚い階段の鏡 教科書を朗読する声 帰り道にある用水路 壊れたウォークマン 昔働いてたバイト先 君と居た夏の眩しさ 使わなくなった部屋 乗り忘れてる自転車 温かくて心地良い想い出 なんか切なく感じるんだ 無くしたいつかの居場所 📖 木陰→こかげ 豪雨→ごうう 灯り→あかり ✏ 文字数で区切るのは元々ある癖なんですが、この詩に限っては文字数で制限しとかないと、ぐだぐだ沢山でてきそうでした。無くしたいつかの居場所はもぅ手に入らないですね…だから残像なんです。
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