protect.5

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でも、知花のことだからぜったい教えてくれねぇんだ… 直接本人に聞けって目で言われてます… わかった。 このことは聞かないことにする。 携帯のことに関してだけ… 「……蓮華はなんで俺なのかな?」 「それは、どういう意味?」 スースーと眠る蓮華を見ながら、知花の言葉に苦笑いを浮かべ返した。 ただ、それだけでわかったらしく、『あぁ…』と小さく声をもらす。 すげぇな、知花… 「クールは嫌いだそうよ。標的にされてるの、知ってるのね」 …標的…? まぁ、言うなればそうだけど… 「知ってて側にいるの?」 「いたいやつといたくないやつっているだろ?側にいられることは願ってもないことだよ」 知花に俺の気持ちがバレてもいいと思った。 バレたとしても言わないだろうと思ったから。 「浅水くん、蓮華のこと好きなのね」 …ストレートですな… 「じゃあ、ちゃんと側にいてあげて。浅水くんになら任せられるから」 「どういう…?」 「あたしの負担が軽くなる」 …え?そういう意味で…?
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