エピローグ

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「おやすみ」 記右衛門はゆっくりと目を閉じた。 二つの玉は、先程まで放っていた輝きを失い、月の光をただぼんやり紅と青に映していた。 「記右衛門?」 夏美が掛けた声は、返事を得ることもなく辺りの闇に吸い込まれていった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!