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うたた寝してた私の前に 突然あなたが現れた   驚く私をからかうように あなたは私に微笑んでいる   あなたの笑顔が愛しくて 私は思わず手を伸ばす   あなたに触れたはずの手は 虚しくあなたをすり抜けて 私はこれが夢だと気づく   目覚めればそこは私の部屋で あなたの姿はどこにもない   どうかしてると呟いて 私は煙草に火をつける   あなたが私に微笑むことは 二度とありはしないのに 夢の中ではあなたはいつも 優しい笑みを浮かべてる   笑顔のあなたに会うために 眠くはないが目を閉じよう   笑顔のあなたに会えるなら 二度と目覚めなくていい
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