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想像してほしい。
朝から雨だ。
いつもはにぎやかな、町が今日は静かだ。
こんな日は気分が下がる。
でも、雨が上がると、雲の切れ間から一筋の光が入る。そして、
水溜まりがその光に照らされる。
葉に付いた水滴が太陽に照らされ、美しく輝く。
何とも不思議な光景だ。
ガラスをこなごなにして、辺り一面に散りばめた様な光景だ。
俺は思う。
「人は、何かがあって光るもの」
だということを。
一見、嫌なものでも、何かがあれば、必ず綺麗に光るということを。
それは、雨上がりの水滴に太陽があたるとそれが輝く様に。
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