一点の黒

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頭上から落ちる男たちの笑い声。 殺すには余りにも価値の無い人間たち。 「………」 男たちのモノに何度となく汚されたソコを濡らすのは私の血。 私の初めてを奪ったのは私のクラスメート。 後ろで写真を取り続ける馬鹿な女たち。 嗚呼、きっと私は壊れたんだ。 だから泣きもせず、ただ獣たちのダッチワイフに成り下がってる。 「た…けて……」 最後の悲鳴を小さく叫ぶ。 ツキンと胸が痛み、汚れた自分を受け入れられなかった…。 「気持ち良かったよ幸希ちゃん」 「また俺等と遊んでね」 白濁色と紅色…。 混じりながら私から出て行く。 「この写メ、回されたく無いよね?」 女が差し出して来た携帯には私が獣たちに組み敷かれた姿…。 「………」 女たちは私を見て笑い続ける。 然も可笑しそうに…。 私には頷くしか無かった。 「じゃあ私達が呼んだら必ず来てね幸希ちゃん?」 笑う笑う。 人間とも呼べない芥が私を…。 なら私は何なのか…? 答えてくれる人は誰も居ない。 きっと私は芥以下。 女たちの笑い声が私の頭の中に木霊していた。  
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