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「…おい、霧骨達を起こして行くぞ。」
「大兄貴?」
「せっかくまた生き返ったんだ。
どうせならまた皆で現世を楽しもうぜ。」
「さんせーいvvv」
「奈落の依頼は…」
「当然無視。」
睡骨の問いに蛮骨はきっぱりと言い放つ。
「だよな~。
…あれ?煉骨の兄貴?」
場の雰囲気にそぐわず
煉骨はひとり無言で佇んでいる。
「煉骨の兄貴~もっと喜べよ~。
俺達もう一度生き返ったんだぜ?」
「…………」
それでもまだ俯いている煉骨に蛮骨は言った。
「煉骨…おまえもしかして蓮華のこと考えているのか?」
「やっぱり、わかっちまうか…」
「わかるさ。
おまえ、頭いいくせに嘘下手だしな。」
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