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睡骨は煉骨の肩を叩いた。
「せっかくだし、
土産話でもあった方が喜ぶと思うぜ?」
「そうだぜ~。
あいつ、煉骨の兄貴の話楽しそうに聞くもんな~。」
蛇骨も同意する。
「睡骨…蛇骨…」
ーーーー私、慎太郎さんのお話聞くの好きです。
まるで私もそこにいるみたいで…
一緒に見たり聞いたりしているようで嬉しいです。ーーーー
頬をくすぐる風に軽く空を見上げたら
澄み切った青空に蓮華の面影を見た気がした。
煉骨はフッと笑った。
「……そうだな…
地獄に戻る前に土産話に花でもそえるか。」
「決まりだな。」
蛮骨もにかっと笑う。
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