こっくりさん

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6月の中旬 梅雨の時期真っ只中で、湿気の激しい季節。 自分の髪をいじりながら、今日も仲の良いグループの集会場へ歩いていく彼女の名前は“大橋京”。 150㎝ほどの小柄な体格をしていて、真っ黒な髪を肩まで伸ばした高校3年生だ。 「やあ~!あ、まだ直斗だけかぁ!」 「おー京。まぁここは俺のクラスだからなぁー。」 彼の名前は“藤原直斗”。170㎝ほどの長身で、短く切った髪を立たせている。 京と直斗は幼少時代からの友達で、お互いのことをよく知っている。
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