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「あ!クラス行かねーと!」
巧は直斗を連れて、クラスへ走って行った。それを見届けてから京は優に大声で聞いた。
「優はどうするー?クラス来れる?」
「む、無理だあ。悪いんだけど、あとで鞄持ってきてくれない?先に帰るわー。」
「おっけー。先生には適当に言っとくね!」
明るく言ってすぐに教室へ戻り、HRが始まるとすぐに優のことを聞かれた。
「昨日と一緒で腹痛でもうだめだから帰るそうです!」
と言ってごまかしたら担任はすぐ納得してくれた。
だがそのあと詩織の首について聞かれたので多少焦ったが“寝違えた”と言ったら笑って「どんな寝方したんだ」と突っ込まれた。
そしてHRが終わり、1限目が始まるまでの10分休みの間に、鞄を持って優の所まで走って行った。
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