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保健室の前まで歩いていき、ドアをノックしてみるが応答がないので勝手に中へ入る。
なぜか鍵は開いていて、明かりもついていたがやはり先生はいなかった。
「勝手に道具、使わせてもらおー。」
京が直斗を、詩織が巧を手当する。人に包帯なんて初めて巻いたものだから、とても不格好になっていたが。
「京、ありがとーな!そんでよ、これからどうするさ?」
「うん…てかさ、学校内に誰もいないってさっき言ってたけど、学校内の全部の教室に明かりついてない?」
「詩織もそれ思った!」
「不思議なことが多すぎる…。」
巧がボソッと言うと、京が急に咳き込んだ。
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