決意

5/9
前へ
/91ページ
次へ
保健室の前まで歩いていき、ドアをノックしてみるが応答がないので勝手に中へ入る。 なぜか鍵は開いていて、明かりもついていたがやはり先生はいなかった。 「勝手に道具、使わせてもらおー。」 京が直斗を、詩織が巧を手当する。人に包帯なんて初めて巻いたものだから、とても不格好になっていたが。 「京、ありがとーな!そんでよ、これからどうするさ?」 「うん…てかさ、学校内に誰もいないってさっき言ってたけど、学校内の全部の教室に明かりついてない?」 「詩織もそれ思った!」 「不思議なことが多すぎる…。」 巧がボソッと言うと、京が急に咳き込んだ。
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加