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『…では、始めようか。』
獣は京達の反論も全く聞こうとせず、高笑いをしながら姿を消して行った。
「理解できないんだけど…。」
詩織が混乱しながら言う。ありえないことが目の前で起こっていた事実に、向き合う事ができないでいるのだ。
だがそれは全員同じ。だが巧は“自分だけはしっかりしてなくては。”と、立ち上がった。
「おい、いつまでも下を向いてたってどうしようもない。
今獣に言われたことが夢じゃないなら、光の玉を探し出さないと殺される。」
その言葉に直斗も正気を取り戻す。
「そうだ…探そう!2日あるなら大丈夫だろっ!」
京、詩織も立ち上がった。
「詩織も頑張るーっ。」
「やるしかないよね。探そうっ!そんで家に帰ろう!」
4人は光の玉を見つけ、必ず自分の家へ帰ることを目標に、進み始める…。
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