こっくりさん

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全員が優に期待して目を輝かせている。 確かに優は少し霊感があるようで、昔から色々なものが見えてしまっているが 見えるだけで何かが出来るわけではない。だが、優はこっくりさんのやり方を知っていた。 「…これじゃ~こないっしょ。」 優は周りを見渡し、窓が閉まっていることに気付く。すぐに行動し、窓を開け、出入口も後ろの方だけを開けた。 「こっくりさんが、そとから入って来れるようにしなきゃ!」 「ほぉ~!」 そのほかにも細かいやり方を教わり、優はまた腹痛がするということで先に帰った。 皆はドキドキしながら、本当に呼べるような気がして盛り上がっていた。 「よーし、やろう!」 そして全員10円玉に指を乗せる。
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