第1章

7/10
前へ
/45ページ
次へ
獅子沢「ここが…」 塩村はカバンから紙四枚を取り出した。 そこには消えた科学者と研究員のプロフィールが書かれて写真も貼ってあった。 塩村「科学者の田中光利(タナカ ミツトシ)当時45歳。研究員の松村良樹(マツムラ ヨシキ)当時32歳。同じく研究員の浦田栄子(ウラタ エイコ)当時28歳。同じく片桐幸一郎(カタギリ コウイチロウ)当時28歳」 安藤「研究員の中に女が一人いるのよね。」 獅子沢「四人は一体どこに…」 村の中心部に村にしては大きな四階建ての建物があった。 村人「あんたら誰だ?」 獅子沢「実は警…」 モゴっ… 落合に口を押さえつけられる獅子沢。 落合「実は、俺たちこの村に美味しい食べ物屋があると聞きまして…」 村人「おー。どうやって知ったんだ?ネットか?この村も有名になってきたみたいだな。」 落合「何が美味しいんですか?」 村人「この村唯一の食堂だ。朝昼晩と食堂で皆食べている。村人はタダだが、よそから来た者には莫大な金を取って生計をたてている。ハハハ!なんてな。(笑)冗談だよ。(笑)」 獅子沢「(なんか、いい人感たっぷりだな)」 村人「俺はこの村の村長だ!よろしくな。」 笑顔で話す若い村長 千葉 勅夫(チバ トキオ)28歳
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加