空と金と蒼

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      病室に入ると、俺の家族に囲まれながら息を荒くしたじいちゃんがいた。           「もう意識がずっと無いみたいで…」                   ―嘘だろ…? いつものように、笑って嘘だと言ってくれよ                     頭の中はぐちゃぐちゃで、ただただ起きろとばかり願ってしまう。               「じいちゃん!? なぁ! 起きろよ! せっかく来たんだ! じいちゃん!」             肩に手をかけて、体を揺すった。誰もが目を見開きこっちを見ている。           「ちょ…陸!やめ… 『…り…く か?』                             じいちゃんの声を聞いた。       .
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