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「えっと、君今なんて?」
聞き慣れない言葉に対して恐る恐る聞き返した。
「なんだ、聞こえなかったのか?ならもう一度言ってやろう、よく聞け。悠迩、お前は今から私と結婚をするのだ」
えっと…
はい?
ケッコンって結婚だよね?
夢かな?
「おい、悠迩、どうした?目が点になってるぞ」
訳の解らない女の子の語りかけで我に返った。
「ちょっと待ってくれ!いきなりなんなんだ?勝手にこんなところ連れてきやがって、それに加えて結婚だぁ?悪い冗談はよしてくれ!」
「まぁ、混乱するのも無理はないが…説明か、面倒だな。中村、説明してやってくれ」
そう言うと女の子は、椅子から立ち上がり部屋を歩き始めた。
「かしこまりました、ではご説明させて頂きます」
白髭執事中村は深く頭を下げ、そして説明を始めた。
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