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子供支援団体チルドレンドリーム、夏の暑い日に新入社員が入社した。中島圭吾 25歳であった。最近の若者にはない、落ち着いた感じの好青年に見える。なぜチルドレンドリームに入社したのかは不明。以前はサラリーマンとして営業をしていたらしい。面接の際子供が好きでたまらいことを感じた社長が、十人弱の希望者の中で、彼だけを採用したらしい。
『おはようございます!』
大きな声で入社した圭吾、そこには十人ぐらいの社員と社長が朝礼を始めようとしていた。
『おう、中島くん。君を待ってたんだ。こっちへ来てくれぇ』
社長に呼ばれ、他の社員に自己紹介をして朝礼は終わった。朝礼が終わった後、彼は同僚達からの質問攻めにあう。しかし、なぜチルドレンドリームに入社したのかは「子供が好きたがら」としか答えない。子供が好きなだけなら、保育士などでもいいのだろうが。。。
『中島くん!ちょっと来なさい』
同僚からの質問攻めは社長の声とともに幕をおろされた。
『はい』
社長室に行くとソファーに座るように支持され、そこに圭吾は腰を掛けた。
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